Fredrickson & Branigan (2005)

今日の「ポジティブ心理学」では,ポジティブ感情とネガティブ感情の機能について話しました。ポジティブ感情の拡張ー形成理論を提唱したフレドリクソンのおこなった実験(Fredrickson & Branigan,2005)を説明する前に,感情操作の簡単なデモンストレーションをおこなってみました。はじめてやったのでうまくいくか心配でしたが,感想を読む限りでは,ポジティブ感情を喚起させて思考が広がったことを実感できた学生さんが多かったようです。自分のネガティブなところを克服したい,ポジティブになる方法を知りたい,という動機づけでこの講義を受講した方が多かったのですが,今日の講義を通じて,ネガティブ感情・ポジティブ感情のそれぞれに役割があること,だからこそネガティブさを克服しようとするのではなく,両方のバランスを保つのが大切であることを今回理解してもらえて良かったです。次回は,ネガティブ感情・ポジティブ感情の黄金比,ネガティブ感情との上手なつきあい方についてお話しようと思います。その後は学習性無力感理論,防衛的悲観主義の話をして,この講義をおしまいにしようと思います。あと5回です。先が見えてきました!