2011年度前期,終了しました

2011年度前期の授業がすべて終わりました。

共通教育の「ポジティブ心理学」は,はじめて200人を越える講義だったため,非常に不安でしたが,なんとか無事に終えることができました。今週の最後の講義では,先週おこなった学習性無力感実験の解説の続きで,燃え尽き症候群の説明をしました。受講生には学校の先生や医療・福祉関係の仕事に就く可能性のある人が多かったので,社会にでてから使える知識を,と思い,そのような内容にしましたが,はからずも講義全体の総まとめのような感じになりました。自分ではそういうつもりはなかったのですが,感想を読むとそのように受けとった学生さんが何人かいました。なるほどなあと関心しました。

人間にとって絶対というのは死ぬことしかない,とか,あきらめることも時には必要,とか,目に見える分かりやすい随伴性認知を,などと,えらそうなことばかり話てしまいました。この講義で話したことを実践できているかと問われると,実は辛いものがあります。自分だってちゃんとできてないのに・・・と内心で思いながら,話をしていました。ごめんなさい。

今週の感想では,「今日の講義内容が今の自分にあてはまりすぎて,泣きそうになった」,「学んだことを実践しています」,「人生の糧にしていきます」などありました。学生さんの心に響いたものが多少はあったようで,ほっとしました。とにかく,この講義のプレッシャーは大きかったです。準備も大変でした。でもおかげで,はじめてフレドリクソンの論文を読むなど,私自身も大変勉強になりました。ありがとうございました。

人文学類の「臨床心理学演習」では,今日最後の授業で,なんとか無事にテキスト第3章を読み終えることができました。診断とアセスメントについての章を読みましたが,私には当たり前のことが書かれていて,個人的にはあまり面白くありませんでした。そのため,できるだけグループワークを取り入れて,自分で考えてもらうように試みました。私には,学生さんの話の方がよっぽど面白かったです。感想を読むと,学生さんにとってはこのテキストは良かったという意見が多かったので安心しました。日本語の教科書よりも広い視点で学べるため,臨床心理学をこれから学んでいく学生さんにとっては良いテキストなのかもしれませんね。しかし,アメリカンな例が面白かったという意見もあり,逆にアメリカンなところがわからなかったという意見もありました。後期の演習はどうしましょう? このテキストを使い続けるか,今後の検討課題です。

また,今期は,毎回授業の最後にコミュニケーションカードを書いてもらうという初めての試みをしました。当初はそんなつもりはなかったのですが,はからずも出席確認も兼ねてしまいました。おかげで皆出席できたという感想もありました。私にとっては,毎回学生さんの理解度を知って,次の授業に活かせることができて非常に良かったです。この方法はこれからも使おうと思います。

人文学類の「情報処理基礎」で担当したプレゼンテーション・ツールの講義では,学生さんたちのプレゼン能力の高さに驚かされました。聴衆に伝えたい,訴えたい,アピールしたいというなんらかの目的をもって,積極的に手を挙げてプレゼンをする学生さんが今年は特に多かったという印象が残りました。来年はどんなふうになるのか楽しみです。

試験期間がお盆休み直前まで続き,今の学生さんは大変ですね。皆さん,試験を乗り切って,よい夏休みをお迎えください。