認知科学シンポジウム

平成24年2月20・21日,金沢大学角間キャンパスにて,金沢大学人間社会研究域特定研究シンポジウム 「ことばと認知 -言語・非言語コミュニケーション研究の現状と課題」 が開催されました。

私は,二日目午後のセッションの座長と話題提供を担当しました。基調講演では,東京電機大学の小林春美先生をお招きし,「他者意図の理解と言語獲得」というテーマでご講演いただきました。小林先生の精力的な実験研究についてのお話をうかがい,たくさんの刺激を受け,有意義なシンポジウムとなりました。私は今回はじめて小林先生にお目にかかることができ,ご講演をとても楽しみにしていました。にこやかに,丁寧に,エレガントに,わかりやすくお話をされる姿がとても印象的でした。

私の話題提供は「人工内耳装用児における音声言語の獲得について」というタイトルで発表しました。私は言語学も認知科学もまったくの門外漢なので,このような内容で発表するのはとても気後れがして,大変緊張しましたが,改めて考え直す良い機会となりました。脳科学や言語学の分野では,人工内耳による音声言語獲得のプロセスをどのように分析するのか,これまでとても興味を持っていましたが,このシンポのおかげで脳科学者や言語学者の方とお話をする機会を得ることができました。今後どのように研究として発展させていけばよいのか,これから考えていこうと思います。

今回シンポジウムを企画して下さった小島先生も,第一回シンポが盛会に終わってご苦労が報われたのではないかと思います。懇親会でも,大変うれしそうでした!お疲れ様でした&ありがとうございました!!

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